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駒 義和; 柴田 淳広; 芦田 敬
Nuclear Materials and Energy (Internet), 10, p.35 - 41, 2017/01
被引用回数:21 パーセンタイル:89.23(Nuclear Science & Technology)2011年に発生した東京電力福島第一原子力発電所の事故により、放射性核種が環境に拡散し、種々の物を汚染した。発電所サイト内の汚染物,滞留水,瓦礫,土壌と植物に関して公開されている分析データを基にして、放射性核種の汚染ふるまいを検討した。放射性核種の濃度のCsに対する比を損傷燃料の組成により規格化して考察に用いた。瓦礫や土壌へのSrの移行はCsに比べて10から10であり、このような空気を経由した汚染に比べて、滞留水への移行が大きく、Csと同等である。Pu, AmとCmの移行は、Csに比べてごく小さい。ヨウ素、セレンやテルルの移行は、空気と水を経由するいずれについてもCsと同等以上である。HとCの汚染は、Cs, SrやTRU核種と独立しており、異なる移行過程による可能性がある。
小林 泰彦
海洋と生物, 36(3), p.269 - 276, 2014/06
The problem of the health effect to the humans by the radioactive contamination of fishery environment after the Fukushima Dai-ichi NPP accident results in the increase in the internal exposure dose by the ingestion of the marine product which the radioactive material mixed, and the problem of a healthy risk of being based on it. What is most important is the evaluation of a dose but not the existence of a radioactive material. The radioactive material, which polluted agricultural products and marine products, is ultralow volume to the extent that it is undetectable at all, if they are not giving off radiation. There cannot be any concern of hazardous property as an element. The internal exposure dose (committed effective dose) presumed to increase by eating the marine product is extraordinarily low. Supposing there would be a health effect by the radioactive contamination of fishery environment, it will be restricted to the increase in the carcinogenic risk by low dose radiation exposure. And the relation between a dose of radiation and a health effect can be learned from experience of the past, such as studies on mortality in the Life Span Study (LSS) cohort of atomic bomb survivors, and a Chernobyl accident.
宮部 賢次郎; 高崎 浩司; 安中 秀雄*; 泉 雄一*
JNC TN8420 2000-007, 100 Pages, 2000/08
本調査報告書は、核燃料サイクル開発機構が(株)日本環境調査研究所に委託した平成11年度の「市販洗浄剤の放射性汚染に対する除染効果比較試験(その3)」の成果をまとめたものである。管理区域内における放射線作業では、トラブルにより身体・皮膚の放射性汚染を生じる場合がある。放射性物質による身体汚染(皮膚汚染)をできるだけ速やかに除去できるように放射線管理上の措置を講じる必要がある。現在配備してある除染剤の酸化チタンペーストは、実際の使用実績を有する信頼性の高い身体除染剤であるが、使用できる状態の保存期間が数ヶ月と短いために、交換・補給整備に難点がある。このことから、平成10年度のCs-137及びRu-106での試験に引き続き、22種類の各種市販洗浄剤について、今回はCo-60の身体・皮膚除染剤に関する調査・試験を実施した。除染試験は、豚皮の試料にCo-60の放射性溶液を滴下し、5分及び40分放置した後、各種洗浄剤にて洗浄し、洗浄前後の試料の放射能比を求めた。試験の結果、Co-60の除染効果については、Cs-137及びCe-144の除染効果とほぼ同様の傾向が見られた。また、これまでの試験結果より、酸化チタンペーストの除去率と同等以上の除去率を示す洗浄剤が11種選ばれ、その中で製造中止や入手困難なものを除いた7種の洗浄剤が最終的に選定された。
松永 武
原安協だより, (177), p.8 - 14, 2000/08
チェルノブイリ原子力発電所周辺の高度汚染地域(立ち入り制限区域)における汚染の現状を報告する。本報告では、これまでに現地で行われた研究成果を集大成した図書及び日本原子力研究所とウクライナの研究機関との間で行われた国際研究協力に基づいて得られた結果を資料としている。環境への放出量、立ち入り制限区域内の汚染状況、同区域外への放射性核種の移動について述べる。
山本 忠利; 武部 愼一; 小川 弘道; 田中 忠夫; 向井 雅之; 古宮 友和; 横本 誠一*; 和達 嘉樹
JAERI-M 89-144, 23 Pages, 1989/10
低レベル放射性廃棄物最終貯蔵予定地より未撹乱状態で採取した4種類の土壌試料(ローム層上部、下部、砂層、凝灰質層)を用いて、実験室規模での核種移行試験を行った。流出液中の核種濃度はいずれの土壌においても、Sr、Csは検出限界以下で、流出したCoにおいても510Ci/mlの小さな値であった。土壌中の核種移行は、高濃度部分では土壌の種類に依らず、各核種の大部分が土壌表面付近に吸着したのに対して、低濃度部分では深部まで移行した。特にローム層上部でのCoの移行が大きかった。核種による土壌中移行分布の違いは、核種の化学形および土壌の種類の双方に依るものと考えられる。さらに核種の遅延係数をイオン形での移行が支配的である高濃度部分から計算し、10~10オーダの大きな遅延係数を得た。こられ土壌が大きな保持能力を有することが確認された。一方、低濃度部分については、非イオン形での移動が関与し、高濃度部分の値に比べて1~2桁小さな値を示した。
桜井 明; 長岡 幸男; 森下 悟; 和達 嘉樹
日本原子力学会誌, 17(1), p.27 - 30, 1975/01
放射性核種に Cs、CoおよびCeを含む低レベルの放射性汚染海水64mを、凝集沈殿処理装置により二段処理した。第一段処理は、Csの除法を目的としてフェロシアン化銅(Cu〔Fe(CN)〕凝集により、引き続き第二段処理は、CoおよびCeの除去を目的としてアルカリ性にて、リン酸カルシウム(Ca(PO))凝集により行った。その結果、放射性汚染は、第一段処理で最大許容水中濃度の1/10以下以下まで除去され、さらに第二段処理で1/25程度まで除去された。結局、この凝集沈殿二段処理の全除染係数に約10の値を得た。一方、凝集沈殿スラッジは、含水率約90%に減圧脱水され、工学的保管のため200l鋼製容器、すなわちドラム缶内にて、セメントにより固化された。
柴田 淳広; 駒 義和; 大井 貴夫; 高橋 博一*
no journal, ,
福島第一原子力発電所各号機建屋に滞留する汚染水中の放射性核種濃度の推移を表す数値解析モデルを作成した。また、原子炉各号機由来の水処理二次廃棄物のインベントリを試算した。